去年は赤い実のヒミツを教えてもらいました。なぜ木の実が赤いのか、忘れないうちに書いておきましょう。教わるまで気にかけたこともなかったのですが、言われてみると思いつく木の実は赤色だらけ。これは鳥に見つかりやすくして、食べてもらってタネを遠くへ運んでもらうためなのだそうです。鳥を利用して自力で動くことができない木が子孫を残して生息域を広げるためなのだとか。よく見かける南天も「美味しくなぁれ」と頑張って実を赤くしているのでしょうか。
丸くて可愛いサネカズラ(実葛)の実は、葛城の道で初めて見つけたと思っていたのですが、1月の太子NWで何度も歩いているぶどう畑の中でも少し見つけました。目に留まっていなかったんですね。名前を知ると目についてハッキリ見えたりするから不思議です。吉田塾では、何か見つけると止まって観察するので、植物や自然に興味がない人には不向きのように思います。でもブラブラ歩きではなくて、わりとしっかり歩いてます。
吉田さんが撮影しているのは? 大きな木に葉がなく赤い実だけがたくさんついてるのは、サンシュユのようでした。実のことを調べてみると、やや渋みがあるものの熟せば甘酸っぱく食用できて乾燥させると生薬になるようですが、山では鳥さんたちのもの。人間の私たちはスーパーで赤いリンゴかイチゴを買って赤い実の流通が増えることに貢献しましょう。